2006年 08月 18日
23.3/28.7度、日照1.6時間、この日の最高気温は朝の8時台に記録し、 その後は霧が入り、一時は23度台まで下がる。時折霧雨が舞う。 8/1に紹介した「ナタネっておもしろい」の記事に、 江戸時代に「大阪がかなり高い技術をもっていて、粕を安く買い取って、さらに 3度目絞って商売にしていたそうです」という話が載っている。 ナタネの第一回目の搾油テストでは、510グラムのナタネから53グラムの油 を絞った。その絞り粕をフライパンで炒って、溶接修理した装置に再び入れて、 14トン程度の圧をかけたり、抜いたりして絞ったところ、30分ほどで新たに35 グラムの油が絞れた。 今日は、この絞り粕(350グラムあった。油が90グラム余、その他70グラムは 炒って失われた水分と出し入れするときに散逸した量だが、その割合は不明) を圧力釜にかけて、5分ほど沸騰させてから、同じく14トンほどの圧をかけて 更に5グラムほどの油を絞った。 これで最初510グラムあったナタネから少なくとも93グラムの油が絞れた。 かなり簡単な装置でも、二割程度の油が絞れることが分った。 プレス機を使って、同じ方法でさらに搾り出すためには、現在の円形筒が直径 11センチだが、それを例えば半分の径(面積当り圧は4倍になる)にするとか、 抽出口の形を工夫するとか、または前処理の方法を変えるとか、何らかの工夫 が必要か。 多分、熱による変性を避けるには、高い圧を一気にかけずに、ゆっくり時間を かけて絞り出す、というより滲み出てくるのを待ち受けるという姿勢が良いようだ。 尤も、絞り方によって、油の性質や味・風味にどんな差が出てくるか、それを比較 出来るほどには程遠い。
by agsanissi
| 2006-08-18 21:18
| ソバ/ナタネ
|
アバウト
カレンダー
検索
カテゴリ
全体 ジャガイモ ダイズ 小麦 ソバ/ナタネ 人参・カボチャ 野菜/自家菜園 機械類 気象/季節メモ 作業メモ 糖尿病 考える&学ぶ 参考記事 覚書 ミミズの寝言 料理 日々雑纂 余談 和野山点描 覚書B 【付録】
以前の記事
2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 03月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 more... ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||