2008年 07月 16日
標高225㍍、周囲より一段と高い位置にある麦畑、13日は前日より晴天が続き、絶好の麦刈り 日和。麦穂をなびかせて吹き渡る風は、あくまで心地よく、穂はいくぶん黒ずみ始めたものの、 香りは爽やか。 朝露の乾くのを待ちきれず9時から刈り取り開始。快調に進み、350キロは入る袋は、15分~ 20分程度で満杯。午前中に4袋、午後から7袋、計11袋刈り取ったところで、西1の収穫は 完了。 一方、乾燥機は8袋で満杯。二台の乾燥機に分けて入れる。契約電力では一台の乾燥機しか 運転できず、水分は30%前後、高水分の小麦を循環運転せずに積み重ねて放置すれば発熱 して、劣化する。というわけで二台の乾燥機を三時間交代で綱渡りの終夜運転。 深夜2時ころに雷雨、一時はかなり強く降る。 13日夜の予報は、14日は終日曇、または曇り時々雨、ひょっとすれば刈り取り可能と期待。 深夜の雷雨で期待は萎む。14日朝の予報は内陸および沿岸北部は「濃霧雷大雨洪水注意報 が出され、夜の初めまで不安定な天気が続く」と。この日の刈り取りはほぼ絶望と諦める。 9時頃には雨が上がり、「ひょっとして」と、昼過ぎまでに20%にまで下がった一台の乾燥機の 小麦を排出して待機(2時過ぎから8時前までに19.5ミリ、一時は時間雨量8ミリのかなり強い 雨が降る)。 3時頃から刈り取り開始。やがて濃い霧が出て、半袖シャツで作業をしていたが、寒さがつのり ジャンパーを着込む。18時前までに4袋を刈り取る。18時に俄か雨。刈り取ってトラックに 積み込んだ小麦を慌てて搬送、乾燥機に張込み。4袋の張込みに約1時間半かかる。 15日は朝から雨、しかし予報では昼前から晴。10時過ぎ心地よく晴れ渡る。 水分は当初29.8%程度、4袋の小麦は1.2~1.3トン程度あるが、水分を20%まで落とすと 1トン強になる。12時に排出、13時過ぎから刈り取り開始。西7の小麦の生育は悪く、西1の 6~7割の収量、刈り取り能率も悪く、一袋に30分程度。16時までかかって4袋、ほぼ刈り取り 完了。 かくて13日から15日の三日間で刈り取り完了、当初は13日の刈り取り後は雨続きで4~5日 は駄目かと、ほぼ諦めかけていたが、乾燥機も天気も綱渡りで、近年にないほど順調に刈り取 り完了。 綱渡りといえば、刈り取りの前々日の11日夜、かなり強い雷。12日になって乾燥機の試運転 中に電源が入らない、一時は慌てた。200Vのブレーカーが落ちており、元に戻して運転再開。 一安心と思いきや、今度はクレーンが反応しない。他のすべての電気は復旧したのに、クレー ンばかり200Vの500キロクレーンも、100Vの250キロクレーンも、共に反応しない。クレーン が動かないとなると、全くお手上げだ。ユニック車のクレーンで、何とか対応できるとしても、 能率は絶望的に悪く、「せいぜい4袋で終わりか」と考える。 15時過ぎ、知り合いの電気屋を何とか捉まえて頼み込む。2時間ほどかかり500キロクレーン だけは応急処置で何とか復旧。250キロクレーンは、ヒューズが飛ぶだけではなく、ヒューズ 入りの基盤そのものがいかれて基盤ごと交換しなければ修復できず。主クレーンが回復すれば、 とりあえずの作業には差し支えなし。これで一安心。 写真は、13日の麦畑の四囲の風景。ほぼ快晴に近かったが、写真で見ると北西の空には かなりの雲がわいている。 今朝はまた霧雨だ。
by agsanissi
| 2008-07-16 05:11
| 小麦
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