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農のある風景/作業日誌/ようこそ!!荒木農場へ

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2013年 07月 22日

「涼しい」を通り越して、やや「寒いな」

左は、午前3時の霧分布の様子。次は午後3時のレーダーアメダスの雨域と気温分布。
上空1500㍍付近の気温分布図を見ると、雨と気温の境界線付近が寒気と暖気の
接点に成っている。
こういう気圧配置が、度々現れるようだと「低温に関する異常天候早期警戒情報」も
いよいよ現実味を帯びてくるのかしら。
「涼しい」を通り越して、やや「寒いな」_c0048643_15485417.png「涼しい」を通り越して、やや「寒いな」_c0048643_15492252.png「涼しい」を通り越して、やや「寒いな」_c0048643_1549471.png








昨日は19時過ぎから霧雨、今朝は濃霧。14時半頃から雨。明日は時々雨の予報。
16日以降~21日までの最高最低気温は
20.5/14.5,19.8/17.2,18.7/17.2,18.0/14.7,19.2/14.3、21.1/15.7。
日照時間は、20日に1.4時間,21日に5.6時間で、他は今日も含めてゼロ。

おかげでジャガイモの茎葉は長生きしているけれど、
こうなると疫病(昨日までの処、その徴候はないけれど)の心配がにわかに出てくる。

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# by agsanissi | 2013-07-22 16:28 | 気象/季節メモ
2013年 07月 21日

「政党としての」総決算

「政権としての」決算は、先の総選挙で付いた。
今度の選挙で、民主党は「政党としての」決算を迫られる事になるのかな。

今日のBLOGOSに門田隆将氏(僕は、どんな人か全く知らないが)が、
   こんなことを書いておられる。

果たして民主党は、今後、どんな末路を辿るのだろうか。私は6月26日の
ブログに「民主党は参院選後“存在”できるのか」と書かせてもらった。国民
を失望させ、求心力も消えた政党がどんな四分五裂を見せるのか、それが
気にかかったからだ。

衆議院と参議院の差はあるとはいえ、4年前に史上最多の「2984万票」を
集めた政党は、どこまで坂道を転がり落ちるのだろうか。これから民主党が
辿る道は、有権者の怖さと怒りを見せつけるという意味で、日本の政界で
これまで見たことがないような「残酷なもの」になるような気がする。


選挙が、どの程度、民意を反映しているのか疑問のあるところだけれど、
個々の政治家に対する判定はともかく、ある政党の政権担当能力に対する
大局的判定は、概ね間違っていないのかな(あるいは、政党に対する全体的
評価は、その時代の国民的願望を概ね反映しているのかな)とは思う。

民主党の一部の勢力の母体に成る社会党は、
敗戦直後の1947年4月の第23回衆議院選挙で143議席を獲得、比較第一党
になり社会党委員長の片山哲を首班とする片山内閣が成立した。
二年後の次の総選挙では41議席に激減し(代わって共産党が35議席を獲得)、
その後、約半世紀に亘って政権とはまったく無縁の政党になってしまった。

1994年、自民党の自滅的な凋落から、瓢箪から駒のように村山富市社会党
委員長を首班とする村山内閣が生まれたが、これを転機に社会党は「政党として
の」命を自ら立ってしまった。壊れたレコードのように馬鹿の一つ覚えを繰り返す
社民党が、卒塔婆のような名残をとどめている。
それでも社会党には「綱領」もあったし、政党としての矜持も・それなりの一貫性
もあった。

民主党は、「綱領」もない・政党としての最低要件さえも欠いたポピュリズムだけが
売り物の夜合集団でしかない。そして現代のポピュリズムの最大のアキレス腱は
財政問題であり、案の定、財政問題でコケた。コケた後も、かつての民主党の二人
の元総理は、自ら醜聞をまき散らしてその凋落に拍車をかけている。

衆愚政治の名残に、どういう形の決着を付けるか・突きつけるか、
   それが今度の選挙の見所だ(「維新の会」にも、やや類似点がある)。

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# by agsanissi | 2013-07-21 17:44 | ミミズの寝言
2013年 07月 21日

ジャガイモの生育比較

4時頃は霧で見通しがきかなかったけれど、7時前に晴れ間が出てきた。
北西の空(西7の大豆畑で)と東側の空(西1のジャガイモ畑・ワセシロで)。
東側の空には、海上濃霧なのか霧が入ってきている。
昼前には、薄日が残っているが、全天雲に覆われ始めた。
週間予報では、明日の後半から雨で、その後は今月いっぱい曇時々雨、
最高気温は20-21度前後。ひょっとする、今朝が最後の晴天かも...。

ジャガイモの生育比較_c0048643_11303453.jpgジャガイモの生育比較_c0048643_11311338.jpg









ジャガイモ作りは18年やっているけれど、去年は最悪の年だった。
7月第一週には、早くも茎葉の黄変が始まり、今頃の時期はもう老化し始めていた。

今年は、
西1のワセシロの生育ぶりは充分で、未だ青々としており、部分的に花が残っている。

これに較べると西11の男爵は、やや見劣りする。写真では分かりにくいけれど、
茎葉の丈もやや低いし、畝間が微かに見え隠れしている。部分的に黄変も見える。
ワセシロを100とすれば、男爵は80くらいか。
加えて、去年の畑の手入れが悪かったせいで雑草も目立ち始めている。
ジャガイモの生育比較_c0048643_11544521.jpgジャガイモの生育比較_c0048643_11551193.jpg









それで、W11の男爵(キタアカリは充分と見て除く)に、10日と今朝、
代謝促進剤に尿素(及び10日はニガリも)を加えた500倍液を散布した。
今月一杯、茎葉が持てばベター、8月10日まで延長出来ればベスト。

# by agsanissi | 2013-07-21 12:11 | ジャガイモ
2013年 07月 20日

「異常天候早期警戒情報」

昨日、東北地方の太平洋沿岸部に「低温に関する異常天候早期警戒情報」が出された。

「異常天候早期警戒情報」_c0048643_1439308.png「異常天候早期警戒情報」_c0048643_1440590.png










4-5月頃は、僕は「北部沿岸部は今年の夏は冷害の可能性」があるのじゃないかと
懸念していた。その後、5月の下旬頃から「平年並みに」戻ってきた頃から、ひとまず
「平年並みかな」とホッと息抜き。

長期予報でも7-9月の気温は「高い」と予測されていた。

ここに来て東北北部は、にわかに逆転予報。ここ数日も、かなり低温。
オホーツク気団が強く張り出し、太平洋高気圧は後退する見通しだそうだ。
そうなると「梅雨明け」は長引き(「梅雨明け」がなくなることも!)、
低温多雨&濃霧の日々が、「これでもかこれでもか」と続く。

そうなれば、賢治のように「寒さの夏はオロオロ歩き」しか手はない。
僕が普代に来る前の年、1993年は冷害で沿岸部では米は一粒も取れなかった。
その後、何度か「冷夏」の年はあったけれど、こんなにひどい冷害はなかった。

暫く、そんな経験も忘れていたけれど
    「災害は忘れた頃にやってくる!」との名言は、忘れたくないもの。
一昨年の災害でも、
先祖からの言い伝えを忘れてしまったかどうかが、明暗を分けたようだ。

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# by agsanissi | 2013-07-20 16:05 | 気象/季節メモ
2013年 07月 19日

大雨

寒気と偏西風の流れの織りなす偶然なのか、地形的特徴のなせる技なのか、
いずれ偶然なのか、必然なのか分からないけれど、
北緯38度線と39度線の付近を境に「気候帯」が違うのかな、と思うことがある。

それぞれ今朝7時までの24時間雨量と昨日の14時の気温、今朝5時半の雨の現況。
大雨_c0048643_7535699.png大雨_c0048643_7542074.png大雨_c0048643_7545263.png










昨日は山形県の豪雨、一昨日は岩手県区界の豪雨。共に観測史上初めての
集中的豪雨だそうだ。地形がすっかり変わってしまって、農作物が押し流された映像が
ニュースで報じられていた。
自然の中で、自然を相手に生きるということは、こういうことなんだな! とつくづく思う。

昨日たまたま読んでいたバルザックの《老嬢》の中に、こんなセリフが出てくる。
19世紀初めのフランス南部の地方都市を舞台にした「地方生活情景」の風俗描写だが、
「ジョゼットもジャックランも、農夫が天候の不順を甘受するように、こうした老嬢のむら気を
甘受していた。これら三人の善良な召使は、天を恨むこともなく、「天気がいいか、雨が降る
かさ!」
というのだった。」
自然との接点がますます薄れ、社会的接点だけが異常に肥大化している僕達の感覚は、
さてどうなのだろう?
自分の主観的錯覚がどうあれ、自然との本質的な関わり方は、(科学技術がどんなに
進んでも)少しも変わっていないようにも思えるけれど。

尤も、普代は”長雨”とは言えても、”大雨”というほどでもないけれど。

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# by agsanissi | 2013-07-19 08:45 | 気象/季節メモ